第2回目は
Fender 71年製 Telecaster Lake Placid Blueを紹介したいと思います

まずFender Telecasterのカラーについて、軽くおさらいしてみましょう。
Fender Telecasterのスタンダード(レギュラー)カラーはご存知の通り「Blond」です
シースルー(透き通っている)カラーだった為、BODY材は必ずASHが採用され、ASHの綺麗な木目を引き出すカラーとして採用されました
因みに、それまでの楽器業界で楽器にアッシュ材を使っているメーカーはほとんど無く、ブロンドカラーもありませんでしたが、レオ・フェンダー氏は高級家具などに採用されているアッシュ材にシースルーホワイトの組み合わせを参考に、世界初のエレクトリックギターに取り入れ、他社の度肝を抜きました

という事で、1950年にブロンドにはASHという黄金の組み合わせが誕生したわけです

そして、1954年に登場するStratocasterはというと、何とサンバーストをスタンダードカラーに採用することになります

で、テレキャスターに話を戻し、テレキャスターのスタンダードカラー以外を、Custom Colorと呼び、塗りつぶしカラー+サンバーストがその部類に入ります

このLake Placid Blueというカラーもカスタムカラーになり、BODY材はアルダーとなります

それではまたまた前置きが長くなりましたので、早いとこ細かい画像を確認していきましょう

 

ネックデイトですね、ちなみに左から「3」はテレキャスターのモデル番号

「MAY」はメイちゃんが作った、、、訳ではなく、5月に製作されたという「MAY」です。
May be...

「69」はそのまんま1969年という事ですね

最後の「B」はネックの幅の広さのタイプです。
細いのがAネックで有名なのはMustangやMusicmasterなどのスチューデントモデルだったり、JazzBassなんかもA-Neckですね。ごく稀にストラトキャスターでもA-Neckを見たことがあります、そしてC-Neckはプレジションベースが有名で一番幅広なタイプです
B-Neckは通常と言うことですね

 

この年代のピックガードは一番下がパーロイドになっているのも特徴

 

ネックジョイント部です、緑のスタンプが押してありますね

 

ピックガードの下、日焼けの跡がよくわかりますね。
ボディにも製作者のスタンプとロッドナンバーでしょうか?スタンプが押してあります

 

フロントピックアップキャビティーとピックアップの底面です

 

ブリッジとリアピックアップキャビティーです

 

コントロールキャビティーとアッセンブリーの裏側

 

アッセンブリーの裏側とコンデンサーが見えますね、
60年代のスプラグのセラミックコンデンサーは良い音しますよ~

 

POTの裏側です、POT DATEは304-6619なのでスタックポール社の66年19週目に生産されたポットということです。
あれ?69年製なのに66年製のポット?っと思われた方がいるのではないでしょうか。

FenderのGuitarでは66年製から71年製位まで66年製のポットを搭載しているのが非常に多いのです
なぜなら、最初にご説明したように、60年代後半はFender社のギターは人気が落ちていて生産本数が極端に少なかった。

僕の憶測ですが、65年くらいにCBS社がFenderを買収し、今まで以上に大量生産する為にポットもスタックポール社に大量発注を掛け、仕入れたはよいものの、なかなかギターの売れ行きが上がらず、ポットの在庫が大量に余ってしまったのではないのでは?

そんな理由で、71年頃まで余っていた66年製のポットが採用されていると推測されます

 

ブリッジ部のアップ、ブリッジもスパイラルタイプから2溝タイプに変更された物になります

 

ネックプレート部のアップ、F-Plateの4点止めです。
昔の金属は非常に質が良く、なかなか錆びないし振動を伝達するのにも現在の金属に比べ優れていると思います

 

ネックのアップ画像です、全体にフレイムが出ている珍しく貴重な固体ですね。

サウンドも非常にメリハリのあるクリスピーなサウンドです




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